2週間前に行った清里写真美術館で開催されているプラチナ・プリント展「永遠のとき、きらめく」の写真たちのプラチナモノクロームの中に引き込まれ、この2日間みっちりとこのミュージアムで行われたプラチナプリント・ワークショップに参加してきた。

カラマツの紅葉がきれいな標高1000mにあるK”Mopa
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このワークショップは6人の参加で男の世界。

白金とパラジウムを使って印画紙を自らが作り、それを紫外線で感光させ、現像するという工程で、1日目は、その歴史や、多くの作品を見るとともに、写真のネガ作り。写真家で今回の講師である細江賢治氏が4x5のカメラで肖像写真を撮ってくれた。

4x5の大きなネガが2枚完成し初日は終了。
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そして今日2日目は朝の9時から、印画紙作りが始まる。
紙は、そもそもは水彩紙や銅版画紙を使っていたようだが、今では和紙も使われてる。今回はアルシュ・プラティーン、ウェストンズ・デェプロマパーチメント、ぺセソレイユの3種類の紙を使って試すことができた。最初の2枚が厚手のアルシュ紙で、感光材シュウ酸第2鉄をスポイトで6滴、続いてコントラストの調整として塩化白金酸ナトリウム(Na2)を3滴、そしてパラジウムを4滴、プラチナを2滴、15滴を小さなビーカーに入れ混ぜ合わせ、その15滴ほどの褐色の液体を紙に筋状にまき、ハガキサイズ位に手っ取り早く平スポンジ刷毛で伸ばし、あっという間に印画紙が出来上がる。これが本当に印画紙なのかと思われるほどあっけなく出来上がる。それも、紫外線がなければいいので、白熱灯の明るい中でできるのである。
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10分の自然乾燥の後ちょっとドライヤーで強制的に乾かし、そのできた印画紙の上にネガを置きガラスで圧着して、紫外線ランプで5分感光させる。そして、いよいよ現像なのだが、この現像はクエン酸アンモニウム現像液、これは猛毒らしく目に入ると失明、飲むと死ぬそうで保護眼鏡をして手袋して行う。ほぼ1リットルをバットに置いた印画紙の上にいっきにかけると一瞬で画像が浮かび上がりその後は変化なし。あとは15分のクエン酸による洗浄、水洗い、乾燥。勉強してきたことを忘れないようにとこうして説明している自分が可笑しい。
そして2枚のネガで、4枚の肖像写真を完成させた。
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最初と最後がいい感じで焼けました。
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いいのも悪いのもあるが、どれもが貴重なプラチナプリントであり、肖像写真はもってこいのモチーフで、非常に楽しめた二日間でありました。



INFINITE HAPPINESS

INFINITE GRATITUDE
                                                                                
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