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「神は沈黙していない」

序文 
人間というものは不思議な存在である。この世に存在するあらゆるものが不思議でないものはないが、人間という存在は特に不思議である。
 この不思議さを不思議とも何とも思わず、当然なものとして、生まれ出て育てられて、学問をして就職して、家庭を作り、家庭の生活だけを守って、食生活のために働き、その場その時々の楽しみを味わって死んでゆく、そこに何の不思議さも関せずにいる多くの人々の存在することは、実にこれまた不思議である。
 この世に生まれ出てきたという一番最初のことが不思議の始まりであり、生命というものが一体何処からきて、何処に去ってゆくのかということも不思議である。肉体内部の頭脳やあらゆる諸機関が、ある一つの統率の下に、秩序整然と各自の働きをなし続けてゆき、生命というものを、この肉体内部に保ち続けてゆくということ、頭脳智が赤子から成長してゆくにつれて次第に発達してゆき、種々様々なことを考え、創造活動を営んでゆくという、そういう能力が、いったいどういう根源から生まれてきて、どういう風に統一され運営されてゆくのか、その根本を司っているものは何なのか、考えればきりないほど不思議さの連続である。
 こういうすべてのことに不思議さを感じぬ頭の人たちが多く存在しているようでは、とてもこの世界は、これ以上進化してゆくことはできない。不思議を感じ不思議なことを不思議でなくしてゆこうとして科学の道が開かれていったのだけれど、今の科学の力では、まだこの不思議さの何億分の一も解決されていない。一番重要な生命という問題などは、まるでまだ手を触れていない状態で、それでいて、その外皮に触れただけで、生命の起源が分かったなどといっている人々もある。
 私はこうしたすべての不思議さを、少しでも解明してゆきたいと思って、宗教の門に跳びこんでいった。宗教の道は、不思議さは不思議さのまま、判らぬことは判らぬことのままで、大きな生命、神仏への感謝の心で受け取ってゆく、ということから始まる道であって、信が深まるにつれて、次第に人間の実体や神仏とのつながりを心身で感じ取ってゆくことになるのだ。私はそうした神仏への道を誰もが判り易く進んでゆけるように本書を発行したのである。どうぞ心をゆっくりとして読んで下さるようにお願いする次第である。

昭和42年7月5日  五井昌久



目次

人間と真実の生き方
人間とその業(カルマ)
消えてゆく姿の使い方
睡眠の大事さと夢について
あらゆる環境の中で天命を生かそう
人間に一番大事なものは何か
宗教精神を祈り
神は沈黙していない
肉体人間観を越えよう
永遠の生命について
霊能と霊覚の相違点
自由自在心
これからの生き方
真の自我の確立
世界平和の祈りの運動精神

今日も体が動けず、家の中でじっとしてすごしていた。こういう時は五井先生の本が身にしみてくる。
人間の存在の不思議さを、そして、私がこの世に生かされている真実を改めて感じる日でもあった。
「神は沈黙していない」の最終章の「世界平和の祈りの運動精神」はPDFファイルで読めますのでぜひ読んでみて下さい。


INFINITE PEACE

INFINITE HEALTH


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