2017.02.13 ゼンマイ時計
我が家には、掛け時計が200台くらいはあって、来た時にはきれいにして動くようにして少し飾って後は箱に入れたり、改造して飾ったり、そして飾ってあるものが売られていったりと新しき時計の生を生き始めている。
今年に入ってから、また時計の振り子の音が無いと落ち着けない状態で、どこの部屋でも振り子が時を刻む音がしている。特にここ、蔵の部屋は、物置であったのを片付けたので、壁にかかっていた時計たちがちくたくちくたく動きだした。
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一家に1台は時計が掛かっていて、掛かっていない家というのはほとんどないと思うが、壁全面に時計が掛かっている家もあまりないに違いない。
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 明治大正のころのだるまや8角時計はいい雰囲気を出してはいるが、いかんせん8日巻であったりするので、5日くらいで時間が狂いだすので4日ごとにゼンマイを巻かなくてはならず、だいたいはいつの間にか止まっていることが多い。昭和のぜんまい時計の最終形である30日巻き(60日もある)のムーブメントは精度も良く、ほとんど25日狂わない優れものである。アイチ、エイケイシャ、セイコウ、リズムなどのそれぞれの会社でゼンマイの巻くときの硬さが違う。それは時代とともに変わっていると思うが、柔らかいに越したことはない。また、時を刻む音も最終形は実に静かになってゆく。
なんといっても昭和の30年代からの日本の高度成長期、形はほとんど四角で、そして化粧合板が多く使われて、それはまさに電気とプラスチック世界になる前の木の最終形になるもので、この化粧合板もいずれはなくなってしまうものであり、そのころには無垢材にはないモダンな時計に感じるものであると思っている。


INFINITE TIME

INFINITE FREEDOM